ギネス超えとは何か
レコード(ギネス)特集号のBE-KUWA77が届いた。
2017年にヤクシマノコギリが登録されて3年になるが、飼育人口が少ないせいか今年も更新されてはいなかった。
だからといって、どうということもないのだが、来年の発表まではレコードホルダーを名乗ることができる。
そこでネット上でしばしば見かける、飼育ギネス(レコード)を超えたが申請を見送った、といった記事について、レコードホルダーの端くれの一人として少し書いてみたい。
レコードを超えれば必ず申請しなければならない、といったものではないため、これを超える個体を所有しているブリーダーも少なくないと思う。
しかしネットで公開する場合には、しっかりとしたエビデンスを示して欲しいと思う。
0.2ミリ大きければレコードを更新できるところを、ミリ単位で超えたとしながら、ノギスすらあてられていない標本の画像をあげている場合などには、いささか違和感を覚えてしまう。
エビデンスは示さないが、ミリ単位でレコードを超えました。しかしその差がわずかであるため申請はしません、といったようなのは当該種のレコードホルダーに失礼だと思う。
標本(または生体)だけの画像では、検証さえできない。
検証されることを恐れているのではないだろうか。
記録を超えたというのであれば
せめてノギスをあてた画像くらいはあげるべきではないか。
さらによく見かけるのは、
こうした画像を使って、ギネス超えとしている場合です。
75ミリのアマミノコギリですが、お尻をノギスの測定面に付け(拡大すればお尻が付いているのがわかります)、顎はもう一方の測定面から浮かし、やや後方から撮影したものです。
こうすれば実物より5ミリ程度まで大きく見せることができます。
同じ個体を真上から撮影したものです。
上のノギスを当てた画像などは、しばしばオークションなどでも見かけますので
初心者の方は気を付けてください。
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