クヌギの森

主に国産クワガタムシの飼育記録です。ヤクシマノコギリ飼育レコードホルダーです。イヘヤノコギリ飼育♀レコードホルダーです。

イヘヤノコギリ餌交換

イヘヤノコギリ12グラム。

レコード♀からの累代です。

このステージとしてはかなり大きいのではないかと思う。

過去最大体重は13グラムだが、その時の幼虫はかなり黄色く変色していて、ピークに近いステージでの測定だった。

体色から見て、この個体はまだ3令中期に差し掛かったばかりで、これからさらに大きくなる可能性があります。

 

今日は愛媛県広田村産ミヤマも交換して、過去最大の22グラムが出たのだけれど、プリンカップの重さを引くのを忘れてしまったかもしれない。

 

あまり大きくなる産地ではないので17グラムが正しいかもしれない。(プリンカップは5グラム)

 

体重なんてどうせ当てにならないので、17グラムでいいか。

 

 

マット変色

2月に入って少し暖かくなった。

数日前はこんな雪景色。とても虫を触る気になれなかった。

本日やっとその気になってミヤマのボトルチェック。

上のように変色しているボトルが10本以上ある。

マットが劣化しているのか

菌糸が回って栄養たっぷりになっているのか判断できない。

とりあえず加水だけして様子を見ることにした。

ちなみに菌糸が回って栄養たっぷりなマットはこんな感じになります。

トクノシマノコギリ

トクノシマノコギリ。赤く美しい。

 

はじめて飼育した離島のノコギリが、ミシマイオウと、このトクノシマノコギリだった。思い付きでマットに味の素やトレハロースを混ぜてみたところ、意外にも幼虫はどんどん大きくなり、最終体重20グラムで73.8㎜が羽化してきた。

 

当時のレコードにわずかに0.2ミリ及ばないサイズだった(現在のレコードは74.6㎜)。

 

それ以来、かなり熱くなって飼育をしたが、累代を重ねるたびにサイズは縮まり、とうとう昨年は70ミリを切ってしまった。

 

トクノシマノコギリに限らず、累代を重ねるたびに、どの種もサイズは小さくなり、

産卵数は減少し、寿命も短くなっている。

 

原因は累代障害だとばかり思っていたのだが、turu-komaさんから人口蛹室を使うことによる弊害ではないか、と指摘を受けた。

 

もしそうであるとすれば、まだ大型を出すチャンスはある。

 

もう一度レコードを狙ってみたい。

 

 

 

 

 

 

ミヤマ割出

tsuru-komaさんlineミヤマの割り出し。

 

合計41頭。

取れすぎてしまった。

去年は同じセットで12頭だったことを考えると

確実に経験値は上がっている。

むしろまだ4セットも残っていることの方が問題だ。

 

幼虫は材の中にもいた。

もしかするとミヤマも菌糸で大型を羽化させることができるかもしれない。

 

 

 

 

ミヤマ基本型羽化

tsuru-komaさんLineミヤマ羽化。75ミリ。

21グラムあった個体だが

今年の2月1日にMDマット、さらに4月にオリジナルマットに交換し

交換過多が原因で縮んでしまった。

 

愛媛のwildでは基本型は極めて稀で、採集されたと耳にしたのも一件にすぎない。

飼育では幼虫時の温度の違いで歯型が変わるという説もあるが、どうだろう。

クワガタの飼育に関しては、その歴史自体が短いせいもあって、十分な検証もなされないまま、仮説どころか憶測の段階で、定説のごとく語られることがよくある。

 

もう20年近くクワガタのブリードをしているが、経験に照らしてみると、積算温度の理論などもかなり疑わしいのではないかと思う。

クワガタは植物よりずっと個性的であるように思えるのだが。